食育丸の内

服部幸應の食育のツボ Vol.15「健康な体を作る5大栄養素を知っていますか?」(その3)

栄養とは体そのものの成分でありエネルギーの源です。新しい栄養を食べて、分解し、古くなったものを排泄する一連の動きを新陳代謝といいます。この繰り返しが日々の生活であり、人間の成長であり、子孫を存続させるのです。

栄養だけを充実させても体のためにはならない

病院の食事はおいしくないという声をよく聞きます。どんなに栄養士が栄養計算をした完璧な献立をたてても、まずい料理など体内の免疫機能を低下させるコルチゾールという副腎皮質ホルモンが増加し、回復力が弱まるという研究結果があります。逆に、香りがよく、見た目にもよい料理は、その香りが嗅覚から脳を刺激し、必須アミノ酸のトリプトファンから作られるセロトニンという物質が気持ちを和らげ、楽しい気分になることで食欲が湧き、免疫力が増すと言われています。これは、米国デューク大学のスーザン・シフマン教授らの研究で明らかになりました。味と周囲の環境は密接に関係しています。日本の病院の平均入院日数は21日らしいのですが、おいしい料理やテーブル・コーディネーションにより、14日で退院できるというデータもあるほどです。学校給食も家庭の食事も、栄養バランスだけでなく、食欲の湧くおいしい料理を提供することが重要なのです。
服部幸應の食育のツボ

「おいしいものを食べる」のは人生の楽しみです。しかし、私たちの世代はそんなおいしいものを食べると同時に、人が生きる上で大切な教訓を食卓から学んだものです。食育って難しいという先入観がありますが、思わず誰かに教えたくなる、とっておきの食育のツボを皆さんにおいしく伝授しましょう。

服部幸應
丸の内シェフズクラブ会長 服部幸應
(学)服部学園・服部栄養専門学校・理事長・校長をはじめ、医学博士で農水省「食育推進会議」委員・「食育推進評価専門委員会」座長、(公社)全国調理師養成施設協会 会長など、数多くの協会や委員会で代表を務める。また、各メディアへの出演・企画・監修も手がけており、講演活動など幅広く活躍中。
丸の内シェフズクラブ
【丸の内シェフズクラブとは】
美味しい!を原動力に、多くのレストランが集積する東京・丸の内から、食育活動を通じて日本の食を応援する"丸の内シェフズクラブ"。三菱地所がコーディネートを行い、2009年に発足しました。服部幸應氏を会長に様々なジャンルのシェフら26名で構成されています。食べることがより楽しくなるようなイベントや情報発信を定期的に行っています。

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