食育丸の内

服部幸應の食育のツボ Vol.17「安心できる食材選びのポイント 魚編」(その2)

四方を海にかこまれた日本は、海の幸に恵まれた島国です。しかし、都会を中心に魚食の回数が減り、町中から魚屋さんの姿が消えつつあります。また、切り身となってスーパーマーケットで売られている魚が、本当の魚の姿だと思っている子どもがいるのも現実です。だからこそ小さい頃から食育を通じて、魚食に慣れ親しむ必要があると思います。

魚は日本人の理想的な献立といいますがなぜですか?

食の欧米化にともなって、生活習慣病が話題になっています。これらを防ぐためには、肉、乳製品、卵などの動物性食品を減らすこと、油脂と砂糖の摂取をできるだけ減らすことが必要だといわれています。米を主食に、季節の野菜や海藻、魚類を食材とする伝統的な和食はこの条件にかなっており、栄養バランスのとれた理想的な食事といえます。魚だけではなく、わかめ、昆布、ひじきといった海藻類も頻繁に摂取しましょう。また、カツオや昆布などの出し汁には、人が「おいしい」と感じる「うま味」成分が含まれています。既製品のうま味調味料ではなく、出し汁のおいしさを手掛かりにして、酸味や苦み、素材を生かした和食の奥深い味を、子どもの頃から舌に覚えさせておくのもいいでしょう。(服部幸應の食育の本より)
服部幸應の食育のツボ

「おいしいものを食べる」のは人生の楽しみです。しかし、私たちの世代はそんなおいしいものを食べると同時に、人が生きる上で大切な教訓を食卓から学んだものです。食育って難しいという先入観がありますが、思わず誰かに教えたくなる、とっておきの食育のツボを皆さんにおいしく伝授しましょう。

服部幸應
丸の内シェフズクラブ会長 服部幸應
(学)服部学園・服部栄養専門学校・理事長・校長をはじめ、医学博士で農水省「食育推進会議」委員・「食育推進評価専門委員会」座長、(公社)全国調理師養成施設協会 会長など、数多くの協会や委員会で代表を務める。また、各メディアへの出演・企画・監修も手がけており、講演活動など幅広く活躍中。
丸の内シェフズクラブ
【丸の内シェフズクラブとは】
美味しい!を原動力に、多くのレストランが集積する東京・丸の内から、食育活動を通じて日本の食を応援する"丸の内シェフズクラブ"。三菱地所がコーディネートを行い、2009年に発足しました。服部幸應氏を会長に様々なジャンルのシェフら26名で構成されています。食べることがより楽しくなるようなイベントや情報発信を定期的に行っています。

三菱地所グループCARD

三菱地所グループの様々特典がつまったメインカード。お買い物でポイントがたまり、掲示するだけでショップなどで特典も!
  • 三菱地所グループCARD
  • 三菱地所グループゴールドCARD