食育丸の内

服部幸應の食育のツボ Vol.20「安心できる食材選びのポイント 肉編」(その3)

野菜に比べ、食肉は生産されて食卓に届くまでの流通過程がいまひとつ不透明といわれています。 どのようにして食の安全を守るのか。まずは消費者が食肉に対する知識を深めることが大切です。 スーパーなどでも食肉の生産履歴の開示などが進んできました。

日本人はいつごろから肉を食べはじめたのですか?

日本人が肉を食べはじめたのは安土・桃山時代だと言われています。それまでは仏教によって、牛、馬、鶏などの肉食が禁じられていました。ポルトガルからやってきた南蛮人によって食肉文化はもたらされ、日本人が牛肉を大手を振って食べられるようになったのは、明治時代の後半になってからです。当時、文明開化の象徴として「牛鍋」が人気を呼びました。牛肉はたんぱく質や鉄分、ミネラルが豊富です。豚肉も同じですが、豚肉の場合はとくにビタミンB1が多く含まれています。鶏肉はあっさりとした味で、高たんぱく、低カロリーが特徴です。現在では、同じ肉でも生産地によって全く値段が異なる「産地ブランド化」が進んでいます。しかし、大切なのはブランドよりも、肉の知識をよく知った業者から購入することです。その上で栄養面、安全面に注意しながら用途に合わせた選択が必要だと思います。
服部幸應の食育のツボ

「おいしいものを食べる」のは人生の楽しみです。しかし、私たちの世代はそんなおいしいものを食べると同時に、人が生きる上で大切な教訓を食卓から学んだものです。食育って難しいという先入観がありますが、思わず誰かに教えたくなる、とっておきの食育のツボを皆さんにおいしく伝授しましょう。

服部幸應
丸の内シェフズクラブ会長 服部幸應
(学)服部学園・服部栄養専門学校・理事長・校長をはじめ、医学博士で農水省「食育推進会議」委員・「食育推進評価専門委員会」座長、(公社)全国調理師養成施設協会 会長など、数多くの協会や委員会で代表を務める。また、各メディアへの出演・企画・監修も手がけており、講演活動など幅広く活躍中。
丸の内シェフズクラブ
【丸の内シェフズクラブとは】
美味しい!を原動力に、多くのレストランが集積する東京・丸の内から、食育活動を通じて日本の食を応援する"丸の内シェフズクラブ"。三菱地所がコーディネートを行い、2009年に発足しました。服部幸應氏を会長に様々なジャンルのシェフら26名で構成されています。食べることがより楽しくなるようなイベントや情報発信を定期的に行っています。

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