食育丸の内

服部幸應の食育のツボ Vol.23 「意外に知られていない食品の保存方法」(その3)

ジャガイモや大根、ニンジン、ゴボウなどの根菜類、玉ねぎや長ネギ。これらを常備菜といいます。地域によっては、これにかぼちゃや冬瓜が加わることもあります。昔は、常備菜は常に台所の涼しいところに、根菜類は芽が出ないように暗いところに保存したものです。ところが今は、料理をしない人が増え、食材の保存方法を知らない人が多くなったのです。現在、食品の保存に活躍しているのはもっぱら冷蔵庫です。しかし、冷蔵庫にも決まりがあるのをご存知でしょうか?

冷蔵以外のチルド室、冷凍室の使い方は?

チルド室は0~3℃前後。チーズやバター、ハム、マーガリン、ヨーグルト、納豆などを入れます。パーシャル室は−3℃。4~5日保存する生肉や鮮魚、刺身などを入れておきます。冷凍室は−18℃。市販の冷凍食品やアイスクリームを入れます。冷凍食品は2~3か月をメドに使い切りましょう。この他にも食材によって保存するコツもあります。例えば、卵は三角形にとがったほうを下にすると長持ちします。りんごやみかん、バナナは冷蔵庫に入れると変色するので、冷蔵庫には入れずに常温の冷暗所で保存しましょう。これらの保存技術は、全て冷蔵庫のなかった頃の先人の知恵から生まれています。食材を長持ちさせる技術を知っておくのも、食育の大切な要素です。
服部幸應の食育のツボ

「おいしいものを食べる」のは人生の楽しみです。しかし、私たちの世代はそんなおいしいものを食べると同時に、人が生きる上で大切な教訓を食卓から学んだものです。食育って難しいという先入観がありますが、思わず誰かに教えたくなる、とっておきの食育のツボを皆さんにおいしく伝授しましょう。

服部幸應
丸の内シェフズクラブ会長 服部幸應
(学)服部学園・服部栄養専門学校・理事長・校長をはじめ、医学博士で農水省「食育推進会議」委員・「食育推進評価専門委員会」座長、(公社)全国調理師養成施設協会 会長など、数多くの協会や委員会で代表を務める。また、各メディアへの出演・企画・監修も手がけており、講演活動など幅広く活躍中。
丸の内シェフズクラブ
【丸の内シェフズクラブとは】
美味しい!を原動力に、多くのレストランが集積する東京・丸の内から、食育活動を通じて日本の食を応援する"丸の内シェフズクラブ"。三菱地所がコーディネートを行い、2009年に発足しました。服部幸應氏を会長に様々なジャンルのシェフら26名で構成されています。食べることがより楽しくなるようなイベントや情報発信を定期的に行っています。

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